明治製菓(株)岐阜工場は、従業員が百八十九名働いています。その内、二十七名が本校の卒業生です。
私は、産業教育実地研修の研修先として明治製菓(株)岐阜工場のお世話になり、その縁で二十七名卒業生を取材することができたので、報告したいと思います。
明治製菓(株)岐阜工場は昭和四六年に岐阜県本巣郡北方町にでき、当初はペニシリンの生産のみを行っていました。現在では、この抗生物質以外にも、酵素やビタミン他を生産しており、薬品の原末メーカーのトップの一つとして知られています。
卒業生は、現在の食品科学科の前身である農芸化学科の卒業生が多く在籍しています。技術室の安藤博さんによると、以前は「岐農会」という岐阜農林高校の卒業生の集まりがあり、年に三.四回程度、歓迎会やバーベキューなどの行事を行っていたとのこと。現在は、在籍している人数は多いけれど、年代の差も離れてきたことから、定年退職者の送別会程度になってしまったとのことでした。
安藤さんは、昭和四十六年の設立当初から在籍しており、途中三年間の小田原工場(単身赴任)を経て現在に至っています。若い頃にはバレーをやっていたとのことですが、この工場は人数も多く、卓球、サッカー、野球などのスポーツ部もあり、福利厚生にも力を入れています。私も、林事務部長さんから誘われ、昼休みに卓球をしましたが、多くの社員の方々が卓球を楽しんでいます。又、トリムという独自の組織を作り、ダーツ大会、卓球大会などのリクリエーションも開催されています。
卒業生の多くいる職場は品質管理部で二十九名の内七名がいます。近年では平成十六年と十四年の食品科学科の卒業生もである吉川祐さんや服部悟子さんが分析作業で頑張っています。
今、このように二百名近くの会社で一割以上の卒業生が活躍している企業は数少ないです。
これまで、就職難で大企業からの求人手控えなどの影響もあり、若い世代での大企業へ進んでいる卒業生も少なくなりつつありますが、本校の地元である企業として頑張って欲しいと思いました。
次に、本校の生徒と明治製菓(株)との交流を、この産業教育の研修の中で実施したので紹介します。平成十八年二月九日に、本校生物工学科二年生の二十名が、製造部技術室の小林浩詠氏の指導で
「遺伝子解析による微生物の同定」を行いました。この取り組みは、平成十八年二月二十二日にも、ここ製造部技術室にて本校食品科学科二年生二名の生徒を引率し、指導をして頂きました。
近年遺伝子に関する実験が大学で多く取り入れられているが、高校では、「遺伝子組み換え実験」は取り入れられているものの、遺伝子解析実験は取り入れられた例は数少ない。初めての体験で、とまどいも多かった生徒達であるが、電気泳動の結果、染色されたDNAを観察し、歓声を上げていました。
今後も、明治製菓(株)岐阜工場と本校の生徒との交流は継続事業として是非、依頼していきたいと考えています。
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| 技術室 安藤 博さん |
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| 林 儀一事務部長さん |
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| 製造部発酵室1G |
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| 製造部発酵室2G |
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| 品質管理部 |
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| 製造部合成室 |
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